Quadro K2200には NVENCという動画のエンコード・デコードを処理する機能がついています。
ゲーム実況の配信で使えそうということで、ノウハウを貯めるために挑戦してみました。
機材構成
機材の構成は、ゲーム専用機からHDMI経由で配信用PCのキャプチャーボードに映像を受けてYouTubeへ流す形式にしました。
あまり高性能なPCじゃなくても配信できるメリットがあるかなと思っています。
キャプチャーボードは、旧型ですが Monster X3A というのを持っていたのでこれを使うことにしました。 画質的には、720p60fpsの配信になります。
これから購入される方は、4K対応でパススルーもできるビデオキャプチャがいいかなと思います。
配信ソフトは OBS Studio
配信ソフトは OBS Studio を使いました。
配布元サイト からダウンロードしてインストール。
インストール関連の情報は、他でも沢山書かれているので、今回は端折ります。
OBS の配信設定
数パターン実際にLiveで動画を作って試したのですが、最終的にこの配信設定になりました。
出力-配信設定
映像設定
キャプチャーデバイス設定
配信テストの動画サンプル
AdSence とリンクしないとYouTube Live の動画は埋め込みできない?ようなので、URLを載せます。
OBS Studio で Quadro K2200 の NVENC を使った配信テスト 720p 60fps 6000Kbps
配信ビットレートを最大にしたら管理画面に注意メッセージが…
配信の映像や音声のビットレートなどは、YouTubeの仕様が公開されています。
画質が良くなるかと思って9000Kbps、8192Kbps, 7168Kbpsと設定を変更しながら試したのですが、管理画面に注意メッセージが出てしまいました。
6000Kbpsではメッセージは表示されなかったので、仕様に素直に従っておくのが良いのかなと思います。
参考動画(1080i)
キャプチャーボードが1080iの処理もできるので試しましたが、キャラクターが移動するときなど横線が目立つので駄目だなと諦めました。
OBSを使った配信テスト 1080i 30fps (横線がわかりやすい 266秒から再生します。)
動作中のCPU負荷率
最後に
画質については、そんなに悪くは無いかなと思いますが、やっぱり1080pの動画にあこがれます。
ビデオキャプチャーとグラフィックボードを新しいものに入れ替えれば画質は向上するので、ノウハウが溜まったらそのあたりの機材を更新しようかな。
GTX 1660 や GTX 1660 Tiクラスのグラフィックボードがあれば、OBS Studioと組み合わせて最新のNVENCの機能が使えるそうです。
参考リンク: GeForce GTX 1660登場、3万円台前半Turingのコスパを検証 (ASCII.jp)
コメント